猫の皮膚病とは?かゆみ・脱毛・フケ・かさぶたの原因、検査と治療を獣医師が解説|豊橋市 オリバ犬猫病院 三ノ輪院
猫の皮膚病とは|症状・検査・治療について獣医師が解説
こんにちは。愛知県豊橋市のオリバ犬猫病院三ノ輪院です。
猫の皮膚病は、かゆみ・脱毛・赤み・フケ・かさぶたなどの症状として現れます。
猫は体をなめる習性が強いため、異変に気づきにくく、気づいたときには悪化しているケースも少なくありません。
「最近よく掻いている」「同じ場所ばかり舐めている」「毛が薄くなってきた」
このような変化が見られたら、皮膚病のサインかもしれません。
今回は、猫の皮膚病について初めての方にもわかりやすく解説していきます。

目次
猫の皮膚病でよく見られる症状
猫の皮膚病では、以下のような症状が見られます。
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強いかゆみ、頻繁に掻く・舐める
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毛が抜ける(部分的・左右対称の脱毛)
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皮膚の赤み、腫れ、ただれ
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フケが増える
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かさぶた、湿疹、ブツブツ
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皮膚がベタつく、臭いがする
症状の出方によって、原因となる病気が異なります。
猫の皮膚病の主な原因
猫の皮膚病は、大きく以下のような原因に分けられます。
アレルギー性皮膚炎
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ノミアレルギー
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食物アレルギー
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環境アレルギー(ハウスダスト、花粉など)
感染症
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細菌感染(膿皮症)
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真菌感染(皮膚糸状菌症=カビ)新たに外から迎えた猫は特に要注意!
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外部寄生虫(ノミ・ダニ)
その他
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ストレスによる過剰グルーミング
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ホルモン異常
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体質・免疫の問題
猫は複数の原因が重なっていることも多く、見た目だけで判断するのは危険です。
検査方法
症状に応じて以下のような検査を行います。
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視診・触診
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皮膚の顕微鏡検査(細菌・真菌・ダニの確認)
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ウッド灯検査(皮膚糸状菌のチェック)
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皮膚の細胞診、皮膚病理検査
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血液検査
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食事試験(食物アレルギーが疑われる場合)
原因を特定することが治療成功のカギになります。
猫の皮膚病の治療方法
治療は原因によって異なりますが、主に以下を組み合わせて行います。
内服・外用薬
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抗生物質
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抗真菌薬
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かゆみ止め(抗炎症薬)
シャンプー療法
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皮膚の状態に合った薬用シャンプーを使用
食事管理
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食物アレルギーが疑われる場合は療法食を使用
環境・生活管理
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ノミ・ダニ予防
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ストレス軽減
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室内環境の清掃
猫は薬を嫌がることも多いため、その子に合った治療方法を選ぶことが大切です。
こんな症状があれば早めに受診を
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かゆみが強く眠れない様子
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脱毛が急に広がってきた
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皮膚がジュクジュクしている
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市販ケアで改善しない
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繰り返し同じ症状が出る
皮膚病は早期治療ほど治りやすく、再発も防ぎやすい病気です。
まとめ|猫の皮膚病は早期発見・原因特定が重要
猫の皮膚病は見た目以上に奥が深く、放置すると慢性化することもあります。
「少しおかしいな」と感じた段階での受診が、猫ちゃんの負担を減らす近道です。
大切な家族である猫が、快適に過ごせるよう、日頃から皮膚や被毛のチェックを心がけましょう。不安なことがあれば早めにオリバ犬猫病院三ノ輪院にご相談ください。
