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【犬猫の誤食】症状・原因・検査・治療法を獣医師が解説|豊橋市 オリバ犬猫病院 三ノ輪院

犬や猫の誤食は命に関わることもある危険なトラブルです。誤食の症状、原因、検査、治療法、予防方法、受診の目安について豊橋市のオリバ犬猫病院 三ノ輪院が詳しく解説します。

犬や猫の誤食とは?

「気づいたらおもちゃがなくなっていた」

「愛猫が紐で遊んでいた後に見当たらなくなった」

「チョコレートを食べてしまったかもしれない」

このようなお悩みはありませんか?

誤食とは、本来食べるべきではないものを飲み込んでしまうことを指します。犬や猫では比較的よくみられるトラブルであり、飲み込んだものによっては命に関わることもあります。

特に若齢の犬や猫は好奇心が旺盛なため発生しやすく、実際の診療現場でもご相談を受けることがあります。

今回は犬や猫の誤食について、症状・原因・検査・治療法・予防方法を分かりやすく解説します。


犬や猫の誤食でみられる症状

誤食したものや飲み込んでからの時間によって症状は異なります。

消化器症状

最も多くみられる症状です。

  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 元気消失
  • 下痢
  • 腹痛
  • 便が出ない

異物が胃や腸に詰まると、腸閉塞を起こすことがあります。


呼吸器症状

異物が気管に入った場合は緊急事態です。

  • 激しい咳
  • 呼吸困難
  • チアノーゼ(舌や歯ぐきが青紫色になる)
  • 突然倒れる

このような症状がみられる場合は、速やかな受診が必要です。


中毒症状

食品や薬剤の誤食では中毒症状が起こることがあります。

  • 震え
  • けいれん
  • 異常興奮
  • よだれ
  • 頻脈
  • 意識障害

摂取した量によっては短時間で重症化することもあります。


犬や猫が誤食しやすいものと原因

犬に多い誤食

犬は食欲旺盛なため、さまざまなものを飲み込んでしまいます。

  • おもちゃ
  • ボール
  • 靴下
  • タオル
  • 竹串
  • とうもろこしの芯
  • 人の薬

特に子犬では発生しやすい傾向があります。


猫に多い誤食

猫は遊びの延長で異物を飲み込むことがあります。

  • 毛糸
  • リボン
  • ヘアゴム
  • ビニール紐
  • 猫じゃらしの一部
  • フロアマット

紐状異物は腸を傷つけながら進むことがあり、非常に危険です。


中毒を起こしやすい食品

人には問題ないものでも犬や猫には危険な場合があります。

  • チョコレート
  • 玉ねぎ
  • ネギ類
  • ブドウ
  • レーズン
  • キシリトール
  • アルコール
  • カフェイン飲料

などがあり、誤食した場合は症状がなくても早めの相談をおすすめします。


犬や猫の誤食の検査・診断方法

誤食の診断では、何をどれくらい食べた可能性があるかが重要です。

当院でも問診を重視しながら、必要に応じて以下の検査を行います。

  • 身体検査
  • レントゲン検査
  • 超音波検査
  • 血液検査

異物の種類によってはレントゲンで確認できないこともあるため、超音波検査を併用することがあります。

また、中毒が疑われる場合には血液検査で全身状態を確認します。

症状だけで判断できないことも多く、適切な検査による診断が重要です。


犬や猫の誤食の治療方法

治療法は飲み込んだものや経過時間によって異なります。

催吐処置

誤食直後で安全に吐かせられる場合には、薬を使用して吐かせる処置を行います。

ただし、

  • 尖ったもの
  • 強酸・強アルカリ
  • 意識障害がある場合

などでは実施できません。


内視鏡による摘出

異物が胃の中にある場合には、内視鏡で取り出せることがあります。

開腹手術を避けられる可能性があります。


外科手術

腸閉塞や消化管穿孔が疑われる場合には手術が必要です。

特に、

  • 大きなおもちゃ

などは手術になることがあります。

早期に発見できれば手術を回避できるケースもあります。


中毒への治療

中毒物質の場合には、

  • 点滴治療
  • 胃腸保護薬
  • 活性炭投与
  • けいれん抑制薬

などを用いて治療します。

原因物質によって治療内容は異なります。


誤食を放置するとどうなる?

誤食は自然に排泄される場合もありますが、自己判断は危険です。

放置すると、

  • 腸閉塞
  • 消化管穿孔
  • 腹膜炎
  • 重度脱水
  • 中毒症状
  • 命に関わる状態

になる可能性があります。

特に紐状異物や中毒物質は早急な対応が必要です。


犬や猫の誤食を予防する方法

誤食は日頃の環境管理で予防できることが少なくありません。

  • 床に物を置かない
  • ゴミ箱に蓋をする
  • 危険な食品を管理する
  • 小さなおもちゃを放置しない
  • 猫用の紐遊び後は必ず片付ける
  • 人の薬を手の届かない場所に保管する

若齢期は特に注意が必要です。


動物病院を受診する目安

以下の場合は早めの受診をおすすめします。

  • 誤食した瞬間を見た
  • 何を食べたか分かっている
  • 嘔吐している
  • 元気がない
  • 食欲がない
  • 呼吸が苦しそう
  • チョコレートや玉ねぎを食べた
  • 紐やヘアゴムを飲み込んだ可能性がある

誤食は時間との勝負になることもあります。

迷った場合は自己判断せず動物病院へ相談しましょう。


まとめ

犬や猫の誤食は、異物による腸閉塞や中毒など重大な問題につながる可能性があります。

症状が出ていない場合でも、飲み込んだものによっては緊急対応が必要になることがあります。早期発見・早期治療が非常に重要です。

オリバ犬猫病院 三ノ輪院では、レントゲン検査、超音波検査、血液検査などを組み合わせながら診断を行っています。

犬や猫の病気は初期症状が分かりにくいことも少なくありません。

気になる症状がみられた場合は、早めの受診が大切です。

オリバ犬猫病院 三ノ輪院では、豊橋市三ノ輪町をはじめ、岩田・運動公園前・豊岡・飯村・東田・赤岩口周辺の飼い主様からもご相談をいただいております。

愛犬・愛猫の誤食や体調でご心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。


FAQ(よくある質問)

Q1. 犬や猫の誤食は自然に治りますか?

小さな異物であれば自然に排泄されることもあります。しかし、腸閉塞や中毒を起こす場合もあるため自己判断は危険です。誤食が疑われる場合は早めにご相談ください。


Q2. 犬や猫が誤食したら様子を見ても大丈夫ですか?

飲み込んだものによっては短時間で重症化することがあります。特にチョコレート、玉ねぎ、キシリトール、紐状異物は早急な受診をおすすめします。


Q3. 犬や猫の誤食は手術が必要になりますか?

すべてのケースで手術が必要になるわけではありません。誤食直後であれば催吐処置や内視鏡で対応できる場合もありますが、腸閉塞を起こしている場合は外科手術が必要になることがあります。


Q4. 子犬や子猫は誤食しやすいですか?

はい。若齢の犬や猫は好奇心が旺盛なため誤食が多くみられます。生活環境の見直しや危険物の管理が重要です。


Q5. 誤食したか分からない場合も受診した方がよいですか?

おもちゃや紐が突然なくなった、嘔吐が続く、食欲が落ちたなどの症状がある場合は受診をおすすめします。誤食以外の病気との区別にも検査が重要です。